
- グローバル音楽市場における新たなファン体験の構築を目指す提携
- Beyond Music、UTAGE3.0のネットワークを活用し、日本市場でのプレゼンスを拡大
- 音楽IPを軸としたファンエンゲージメント施策など幅広い事業機会を模索
アジアを拠点に音楽IP投資・データマネジメント事業を展開するBeyond Musicは、日本のスタートアップUTAGE3.0と戦略的な覚書(MOU)を締結した。
今回の提携は、ライブイベントやデジタルプラットフォームを中心にアーティストとファンの関係性が変化するなか、両社が培ってきた経験と技術力を掛け合わせ、新たな価値を創出することを目的とするもの。今回のMOUを通じて、両社はデジタルアセットと音楽IPを基盤に、グローバル音楽市場における革新的なファン体験の提供を目指す長期的なパートナーシップを構築していく。
Beyond MusicのCEO、Jinwoo Joは「Beyond Musicの日本市場におけるプレゼンスを拡大するなかで、UTAGE3.0とのパートナーシップを正式に締結できたことをうれしく思う。今回の協業は、音楽IP業界におけるイノベーションを加速させ、アジア全域で国境を越えた成長を推進していくという両社の共通の意志を示すものだ」とコメント。さらに、「Beyond Musicの投資に関する専門性とグローバルネットワークに、UTAGE3.0のクリエイティブ・プラットフォームを掛け合わせることで、アーティスト、権利者、ファンのそれぞれに新たな価値を提供できる大きな可能性があると考えている。長期的な協業に向け、拡張性と持続可能性を備えた基盤を構築していきたい」と述べた。
UTAGE3.0のCEO、鶴田拓夢は「Beyond Musicとのパートナーシップを正式に締結できたことを光栄に思う。両社で、アーティストとファンの間により深く、ダイナミックなつながりを生み出し、グローバルな音楽体験を新たな形へと進化させていきたい」とコメントした。
今回の合意に基づき、Beyond MusicはUTAGE3.0の海外展開を支援する一方、UTAGE3.0はBeyond Musicの日本市場への進出と、デジタルアセットやファンエンゲージメント・チャネルを活用した音楽IP事業の拡大を支援する。また、両社はBeyond Musicが保有するIPポートフォリオを活用し、新たなファンエンゲージメント戦略を共同で開発するほか、それぞれの強みを生かした多様な商業的取り組みにも共同で取り組む方針だ。
2021年の設立以来、Beyond Musicは国内外の市場で100件を超える大規模な音楽IP取得を実現し、アジアを代表する音楽IP投資・データマネジメント企業へと成長してきた。現在、3万5,000曲を超える楽曲の著作権および著作隣接権を管理しており、1990年代から現在に至るまでの象徴的なヒット曲を網羅するポートフォリオを構築。グローバルな音楽IP市場における確固たるポジションを築いている。最近では、BTSの世界的ヒット曲「Butter」の著作権持分を取得した。
Beyond Musicは、精密なデータ分析、ライセンスの最適化、バリューアップ戦略を通じて音楽IPの価値を最大化することを事業モデルの中核に据えている。こうした方針のもと、IPのリメイク、ソーシャルメディアを活用した施策、トレンドを捉えたカタログの再活性化、シーズンごとのマーケティングキャンペーン、外部パートナーとの戦略的な協業など、さまざまな取り組みを進めている。
UTAGE3.0は、ファンとアーティストのコミュニケーションや関係構築を促進するデジタルサービスを通じて、新たなファン体験の創出を目指す日本のスタートアップ。ライブ公演向けのデジタルアクセスパスやコレクション型のデジタルトレーディングカードなどを提供し、イベントの前後を含めた一貫したファンジャーニーの構築を進めている。日本の音楽・エンターテインメント業界の主要人物も投資家として参画しており、BMSGのCEOであるSKY-HIや、元テレビ脚本家で現在はStartup FactoryのGeneral Partnerを務めるOsamu Suzukiらが主要投資家として名を連ねている。
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